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比例代表制度は悪かな?

さて、昨日につづいて、比例代表制について議論したい。

この制度に反対する方は、

「落選した候補者が当選するのは民意を反映していない」

と、おっしゃり、

「小選挙区と比例の重複立候補を廃止すべきだ」

と続く。

なるほど、その気持ちは黄金名も理解できる。

しかし、ここでもう一度、民主主義、選挙の原点を考えてみたい。

選挙の最重要点は、「民意の反映」だろう。

ここで、第一選挙区、第二選挙区を例にとってみたい。

         A候補           B候補      惜敗率 

第一選挙区  100,000票        30,000票     30%

         C候補           D候補        

第二選挙区  100,000票        90,000票     90%

この選挙結果をみると、当選はA,B候補となる。

したがって、落選はB,D候補となるが、ここで、両者を比較すると、その価値が同じではないことは明らかだ。

そして、比例代表制の場合、D候補が所属している政党がある数の議席を比例で獲得した場合、D候補は、その政党の惜敗率の順位によって、比例での議席を手に入れることができるわけだ。

小選挙区は、全ての選挙区の議席数が1であり、全国で300の小選挙区がある。

比例は180議席であるから、見方をかえると、300の小選挙区のうち、180が2議席をもっていると思えばいいのではないか。

そして、その議席数は人口などではなく、小選挙区での次点候補につけられる仕組みになっている。

「でも、やっぱり落選候補が復活するのはおかしい。比例に関し、党が順位をつければ、いいではないか」

という意見がある。

ここで、繰り返しになるが、民主主義は民意を政治に反映するためにある。

党が、順位を決めることは、すなわち主権が党にあることを意味し、党内の権力者の力は強大なものとなろう。

すると、議員や予定候補者は、国民より党内の執行部の顔色を気にするようになることは、確実だ。

民主党の議員や予定候補者が、駅頭でのチラシ配りや、住宅地でのポスティングなどに精を出すことが出来るのは、執行部の意向などを気にする必要がそれほどないからだ。

やはり、惜敗率の高い候補者から、順に比例当選が決まることは、民意を正確に反映することになることは明らかではないか。

そして、もう一つ、比例代表性にはメリットがある。

それは、小政党の存続を可能にすることだ。

小選挙区だけの国政選挙となった場合、10人前後の政党は、すべて消滅するだろう。

価値観が多様な現在、小政党が存在し、独自の政策をのべて、主張を国民に訴えることは、必要なことと、黄金名は考える。

やはり、比例代表並立制は良く考えられた、選挙制度だと黄金名は感心する。

じゃ、また明日。

 

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