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銚子市立病院休止に関する私見

これから述べることは、全て黄金名の推論であることを、まず断っておきたい。

「病院経営を維持するには7億円足りない。(岡野市長が就任して)1年めは、水道会計から、2年目は、あちこちからかき集めて、金をつくった。しかし、3年目の今年は金庫は空っぽになって、病院の支援をこれいじょうできない状況になった。

したがって、本年、9月30日をもって市立病院を一旦、休止したい」

という声明を、2008年7月7日、岡野市長は発表した。暴風雨の日だった。

この内容から、わかることは7億円の資金を調達できないことが、銚子市立病院休止の直接の原因だったことがわかる。

逆にいえば、7億円があれば、経営を持続できたことになる。

ここで、ちょっと話を最近の銚子市における設備投資に変えよう。

大学誘致には90億円の資金を投入していると、聞いている。

そして、銚子市立銚子高校の新校舎建設に、PFI方式で62億円の借り入れが行われている。

この2件を合計すると、約150億円だ。20年払いとすると、年間、7億5千万円の返済となり、市立病院の維持のために必要だった、7億円とほぼ同額となる。

そうすると、銚子市立病院は大学誘致と市立高校の校舎建設の「身代わり」として、休止に追い込まれた・・・

という結論がでる。

もっとも、あくまで数字だけの話であり、市政の執行者がそのような意図があったか、どうかは、黄金名もわからない。

しかし、私たち市民にとって大切なのは、結果である。

となると、投資2件に対する犠牲としての市立病院休止はあまりにも高価にすぎるのではないだろうか?

これに、給食センターの60億円が加わることになる。

ここまで聞いて、

「しかし、病院支援の資金が浮いているはずだから、その分は楽になっているのではないか?」

という質問を良く受けるので、ここで明快にしたい。

今年度の市立病院維持費用と再開のための費用の合計予算は、約10億円だ。

市立病院が健在だったとき、9億円は支援費用として計上されていた。このうちの3億5千万円は国からの補助金だったので、銚子市の負担は5億5千万円。

それに、さきほどの岡野発言でわかるように7億円を投入していたから、

合計は12億5千万円、となると、病院休止で節減できた金額は、2億5千万円だ。

結論は、資金不足で休止した病院の、資金削減効果は、さほどではなかったことが明白に浮かび上がる。

数字上は、大学を誘致し、高校新校舎建設のために、、銚子市立病院は解体されたという推察が成り立つ。

しかも、前市長が強調していた資金節減は微々たるものであった。

政治の怖さが身にしみる。

じゃ、次回

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コメント

金さん、さすがの分析ですね。
政治とは、まさに「集めた金(税金)をどう使うか」ということです。
市民、国民ももっと関心を持たなければならないですね。

投稿: 中沢健 | 2010年9月26日 (日) 16時45分

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