銚子市立病院休止の影響
2009年9月30日に銚子市立病院は休止した。
入院患者は全員たちのかされたわけだ。
銚子市立病院は公立病院のつねとして、銚子市より補助を受けていた。
金額は、9億円。そのうち、3億5千万円は国からの補填があったので、銚子市の実質的な支援金額は5億5千万円だった。
ところが、それで足りなくなり、さらに7億円が必要となった。
「私は、市立病院をつぶしません」
と、公約、当選した岡野市長は、
「私が市長になって、1年目は水道会計より融通した。2年目はあちことよりかき集めた。そして、3年目の今年、市の金庫はカラッポになった。したがって、市立病院は9月30日で休止します」
との声明を発表して、市立病院を実質的に閉鎖した。
それが、2008年。
注目すべきは、銚子市の年齢別人口である。
それまで、少ないながらも400名を維持していた年齢別人口を、2008年は大幅に割り込んだ。
343人。
2008年に誕生した赤ちゃん数である。
つづいて、2009年は342人。
ところが、銚子市は病院が休止に追い込まれているにもかかわらず、市立高校の新築を決定。
PFI方式による、総額は62億円。27年度から始まる返済は2億36百万円。それに現在返済中の1億円をあわせると、3億36百万円にものぼる。
大学誘致のための、借入が、総額69億円。
返済は元金が3億8千万円の固定。それに利息が加算され、総額は約5億円。
大学誘致と市立高校の新校舎建設の実現のため、市立病院が休止されたような印象さえうける。
銚子市の人口減少は、働く場所がない、地価が高いなどの理由のほかに、行政の市民にたいする愛情の薄さが最大の原因のような気がする。
だって、命を守る病院を休止して、高校の新校舎を建築するんだもの。
じゃ、また
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