民主党の失敗 Ⅱ
菅直人前総理大臣は、鳩山さん以上の消費税反対派だったそうだ。
「増税は、行政の無駄を排除するまでは、絶対にだめ」
と、菅さんは発言していたそうだ。
では、どこで菅さんは変わったのだろう?
それは、財務大臣に就任し、総理になってからだ。
2010年の参議院選挙のまえに、サミットがあり、菅さんは出席した。
そこで、各国首脳から、日本の財政再建について様々な圧力があったと推測する。
もちろん個人差はあるにしても、欧米人の「押し」の強さは日本人の比ではない。そのなかでも押しの強い首脳にかこまれ、消費税のアップなどを迫られたら、普通の日本人は抗しきれないだろう。
しかも、欧米人は単に強硬に迫るだけではなく、満面に笑みをたたえ、消費税アップこそ、日本の国民のためになると説得するだろう。
ここで問題になるのは、日本人に共通してみられる、白人苦手意識だ。その上、正式なディナーなどより、居酒屋などで気ままに注文し、酒を楽しむ方が好きという日本人は多いだろう。それが、そういう雰囲気のなかでオバマやメルケルと語り合うのだから、菅さんや野田さんではとても太刀打ちできないような気がする。
その結果、菅さん、野田さんと何らかの「約束」をしてしまったような気がする。それを、外務省や財務省はネタに「総理、総理の約束は絶対です。国民を説得してください」とかなんとか、言われ、その気になってしまったのではないか?
しかし、黄金名は言いたい。
欧米人は、自分の状況を客観的にとらえ、自らの信念を堂々とのべる「人物」を評価することを。
「皆さんのご説はもっともだが、民主党は増税はしないと約束して、国民から政権をいただいた。私はそれを大切にしたい。この任期中に増税に関する政策を確立し、それを持って選挙をし、国民に信をといたい」
とでも言えばよかったんだよな。
じゃ、
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