真の勇気
画像上段は、ドイツ駐留軍からのパリ解放(1944.8.25)を祝っての米軍による記念パレード。
そして下段はパリ解放の喜びに沸くパリ市民の様子だ。
上段は凱旋門や並木が美しく、下段の画像では建物がまったく破壊されていない。
これは、ドイツ軍パリ防衛司令官のコルティッツ大将が、全く戦闘をせずに、連合軍がパリに接近してきた時点で降伏したためだ。
コルティッツは勝ち目のない戦闘する無意味さを熟慮して決断をしたらしい。
一方、ヒットラーは「パリ死守、さもなくば徹底破壊」を厳命していた。
となるとコルティッツは命令違反を犯したわけだが、連合軍に身柄を拘束された本人はいいとして、ベルリンに残された家族はどうなったのだろうか?
いずれにしても、一人の軍人の決断のおかげで、パリという文化遺産がのこり、何にもまして、連合軍、ドイツ軍、そしてパリ市民の生命が救われたわけだから、コルティッツの功績は永久に記憶されるべきだろう。
あーぁ、牛島沖縄防衛司令官が同様の決断をくだしていたらなぁ。
じゃ、
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